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三浦半島最古の神社〜安房口神社(吉井)

湘南山手と呼ばれる新興住宅地の中にブロッコリー

ようにこんもり茂ったマテバシイ

 

そこに三浦半島最古の神社と言われる

安房口神社があります。

(HPはこちら→

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写真はHPから拝借しました。

 

安房口神社は吉井・明神山の山頂に鎮座する

霊石をご神体として拝する特殊な形態を持つ神社で、

創立は詳らかではありませんが、社殿を設けない、

「磐座(いわくら)信仰」という古代の信仰形態が

そのまま残っている大変珍しい神社です。

 

実際に行っていただくとわかるのですが、

神社一帯は鎮守の杜そのもの。

 

思わず自然に対して畏敬の念を払いたくなるような

厳かさを湛えています。

 

安房口神社の由来

ご神体とする霊石は、安房国(千葉県)安房大社の

ご祭神である天太玉命(あめのふとたまのみこと)の

神体として、

東国鎮護のために安房国から吉井・明神山の山頂に

飛んできたと伝えられています。

 

その巨石の面が安房国を向いているということから、

古くから安房口明神と呼ばれてきました。

 

古代の信仰形態について

神道の原点とも言える自然崇拝だった古代神道では、

大きな石や岩を磐境(いわさか)や磐座(いわくら)と

呼び、祀っていました。

 

ほかにも、山や樹木に神が宿ると考えられ、

御神体とすることもありました。

 

あの歴史上の人物も参拝していた!?

安房口神社は古くから子宝・安産の神として

人々から信仰されており、

北条政子が懐妊した際には、

使者が安産祈願に参拝した記録もあるそうです。

 

また、日本武尊ヤマトタケルノミコト)が東征の際、 

勝利を祈願したともいわれています。

 

安房口神社への行き方

京浜急行久里浜駅またはJR久里浜駅から

 湘南山手行きバスで約12分。

安房口神社前で下車します。

 

安房口神社

横須賀市吉井3ー95

●御祭神:天太玉命(あめのふとたまのみこと)